【厳選】歴史学のおすすめ本7選【入門書・必読書】

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目次

入門書

歴史とは何か

おすすめ度
難易度
ページ数約400ページ(新版)

『歴史とは何か』は1961年に発表されたエドワード・ハレット・カーの作品です。

歴史哲学の定番書で、歴史学がどのような学問なのかを解説しています。

史学科の大学生が最初に読むことも多く、歴史学の入門書として高く評価されています。



必読書

地中海

おすすめ度
難易度
ページ数約400ページ×5冊

『地中海』は、1949年に出版されたフェルナン・ブローデルの作品です。

地理・社会・経済・政治などのテーマから16世紀の地中海を分析した作品で、幅広い研究に触れることができます。

歴史学の古典として人気が高く、よくある研究の視点を網羅できるコスパのいい作品です。



近代世界システム

おすすめ度
難易度
ページ数約400ページ×4冊

『近代世界システム』は1974年に発表されたイマニュエル・ウォーラーステインの作品です。

15世紀~20世紀の世界経済を研究した作品で、経済史における最重要文献です。

本書で提唱された世界システム論(世界経済を3つのエリアの関係性でとらえる手法)は、歴史学の研究に大きな影響を与えました。



想像の共同体

おすすめ度
難易度
ページ数約400ページ(新版)

『想像の共同体』は1983年に発表されたベネディクト・アンダーソンの作品です。

ナショナリズム(「国民」の枠組みを重視する思想)を研究した作品で、この分野の古典として高く評価されています。

歴史学の重要概念であるナショナリズムを理解する上で、最も定番的な作品です。



疫病と世界史

おすすめ度
難易度
ページ数約250ページ×2冊

『疫病と世界史』は1976年に発表されたウィリアム・ハーディー・マクニールの作品です。

原始時代~20世紀までの疫病を研究し、疫病が歴史に与えてきた影響をまとめています。

疫病史の古典として人気が高く、この分野の入門書として最適な作品です。



チーズとうじ虫

おすすめ度
難易度
ページ数約250ページ

『チーズとうじ虫』は1976年に発表されたカルロ・ギンズブルグの作品です。

あるイタリアの一般人を研究した作品で、ミクロストリア(とても狭い範囲を研究していく歴史学の分野)を代表する一冊です。

研究範囲を狭めることで、個別の出来事を丁寧に研究できるため、鋭い洞察を得ることができます。

歴史学の人気作は研究範囲が広いものが多いので、バランスをとる意味でもおすすめの作品です。



オリエンタリズム

おすすめ度
難易度
ページ数約400ページ×2冊

『オリエンタリズム』は1978年に発表されたエドワード・サイードの作品です。

ヨーロッパがオリエント(東洋)に偏見を持っていることを指摘し、歴史学界に大きな議論をもたらしました。

歴史学の人気作はヨーロッパのものが多いので、本書の主張を頭に入れておくとバランスが良いでしょう。



おわりに

以下の記事では、歴史学をまとめて解説しています。

歴史学の基本をざっくり学びたい方は、こちらの記事もおすすめです。


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この記事を書いた人

■慶應義塾大学文学部日本史学専攻卒
■歴史学の本を年間100冊以上読む

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